店舗開発企画G-planning株式会社実績 洋菓子店舗紹介-その3-
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絵本の中の「お菓子の家」をイメージ

  お店を見てお客様の心にすんなりと描きやすいシーンを創造出来るかどうかでお店の印象が心に残るか残らないか大きく左右します。頭の中で連想できるライフスタイルをお店が持っているかどうかが地域に支持されるお店になるためには重要です。

看板デザインから何を想像できるか、ロゴデザインから何を創造できるか、お店の外観やアプローチを通るときワクワクする感動を味わえるか、庭に咲く花々をみて子どもの頃の純粋な気持ちにタイムトリップさせてくれるか、扉を開けてすぐに心に訴えかけてくるときめきを創造できるか、この空間にもう少しいたいと思わせることができるか…。たくさんの創造力と感動を体験できるかどうかが今、求められているお店の条件であると私は考えます。

「ケーキハウス マルフジ」が、オープンしたとき、2、3才くらいの小さいお子さんが「お菓子のお城、お菓子のお城!」とうれしそうに走ってお店の中に入っていった姿を見て、ここでの私の仕事の成果に合格点を頂いたような気がしました。小さい子どもたちに絵本の中に存在するあこがれのお菓子の家に、実際入ることができる喜びを感じてもらえていることが、とくに郊外型の洋菓子屋さんには大切であると考えています。

もちろんお菓子のスタイルも色々ですので、必ずしもこれがすべてであると思っておりません。立地場所とターゲット層によってスタイルは変わってきます。郊外という立地で幅広い層に永く愛されるお店として「ケーキハウス マルフジ」をとらえたとき、小さな子ども達にすんなりとイメージできるスタイルが創造出来ているかということと、大人達も子どもの頃夢に描いていたあこがれの手作りの温もりがあるお家を創造できることが、この物件における大きな課題であったと思っています。

 
  外観
アイアンのゲートを入ると細いガーデニングの中のアプローチを花々を楽しみながら、テラスを横切りながら入口へと続きます。日常を忘れさせてくれる演出を心がけました。
 
 
  内観
手作りの温もりをできるだけ感じさせる演出にしています。無垢材でつくったカフェのテーブルや輸入したカフェの椅子など雰囲気を出す素材の使い方にこだわりました。